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この冬は結局
ヴェーバー関連を読んでいた。
- 作者: 山之内靖
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1997/05/20
- メディア: 新書
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丁寧に示してくれる良書だと思う。
この著者の立場、学界でのヴェーバー研究における立場
に関しては、この著作に記されていることを頼みにするばかりであるのだけれども
かなりラディカルなものであると筆者は判断する。
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ニーチェ−ヴェーバー(また並列的に初期マルクス)のライン、
普遍的に推し進められる「合理的近代」に抗する人間(受苦者)の在り方
その矛盾に引き裂かれ続けるヴェーバーに
とても強いシンパシーを感じる。