この冬は結局
ヴェーバー関連を読んでいた。

マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書)

マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書)

ヴェーバーの知のダイナミズムの概観を
丁寧に示してくれる良書だと思う。
この著者の立場、学界でのヴェーバー研究における立場
に関しては、この著作に記されていることを頼みにするばかりであるのだけれども
かなりラディカルなものであると筆者は判断する。

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ニーチェヴェーバー(また並列的に初期マルクス)のライン、
普遍的に推し進められる「合理的近代」に抗する人間(受苦者)の在り方
その矛盾に引き裂かれ続けるヴェーバー
とても強いシンパシーを感じる。