2006-01-01から1年間の記事一覧

意識の諸状態の強さにも色々ある。そのことが「大きさ」と「強さ」を同一視する問題の理解に困難を招く。 例えば、「いかなる外延的要素も介入しない」、当否はともかく「自分だけで完結しているように見える」「深い喜びとか悲しみ」「反省的な情念」「美的…

岩波文庫のベルクソン「時間と自由」を読む。 何が書かれてあるのかを理解することに努める。 - 序言から。 「持続と延長、継起と同時性、質と量とを混同していることをはっきりさせる」ことで、「自由の問題そのもの」が消滅する。その論証がこの本の最奥の…

例えば、全くインターネットをしない人間がいる ということはどういうことか。 そういう人間は実在する。 その場合その人間には、二区分で言うところの 「リアル」しかないのか? - 人間の総数=インターネット参加者の総数 という事態のみが「ネットとリア…

ネットとリアルの分別を大前提にしている 思考様式。 それはそんなに自明なのか?

「ポップな消費」で意味するところは大まかに 消費のための消費(たくさんの消費がありそう)。 本当のことがなくても元気。 悪く言えば、政治(態度)的に無責任なのかも。 (例えば、政治すらポップに消費されるとの弁)

卒論を自己満足に載せて、時間をつぶす。 「バタイユの普遍経済論にみる存在論と倫理の架橋」 序章 バタイユの普遍経済論は単なる一経済学説などではない。このことは筆者が今更言い立てる必要のないほど周知であるだろう。それは、まず人間の存在論であり、…

今こそマルクスを読み返す (講談社現代新書)作者: 廣松渉出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/06/12メディア: 新書購入: 10人 クリック: 65回この商品を含むブログ (51件) を見るポイントは「労働力商品」だと思う。 マルクスの世界認識は面白い。 理念的な…

時間と自由 (岩波文庫)作者: ベルクソン,Henri Bergson,中村文郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/05/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 74回この商品を含むブログ (43件) を見る一昔前に読んだのだけれど 大部分ピンと来なかった。再読する。 -

ニーチェとヴェーバー作者: 山之内靖出版社/メーカー: 未来社発売日: 1993/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るパラパラとやる。 論文集。やはりアカデミックな内容。 またいつか読もう。

この冬は結局 ヴェーバー関連を読んでいた。マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書)作者: 山之内靖出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/05/20メディア: 新書購入: 11人 クリック: 43回この商品を含むブログ (54件) を見るヴェーバーの知のダイナミズムの概…