2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

レポート提出。 結局突っ込みたかったところの 半分にも到達しないお粗末な代物が出来上がり 己の基礎知識の無さを痛感する結果と相成った。 アドルノ/ホルクハイマーを浅くなでて ハーバーマスの手前で倒れたという具合。 - - フロイトの入門書を。 ジーク…

というわけで 「アドルノ/ホルクハイマーの考える (啓蒙的)理性の本来的あり方はいかなるものであるか」 をテーマにしよう。 ハーバーマスは(近代的)理性でこれに対峙するわけか。

レポートの予定 大きなポイントを「啓蒙としての理性」に絞って 論を運ぼうと思う。 「啓蒙の弁証法」のモチーフは平たく述べるとこうだ。 啓蒙としての理性は歴史的に推進されてきた。 自然を支配することが文明の前提であり、 その支配を推し進めることが…

客観的理性は観念的である、形而上的であると否定される。一方、主観的(道具的)理性は本質的に問題がある。それは質を量に変換する。合理性という非合理性。啓蒙は、文化はそれに基づいて遂行されてきた。近代的理性的啓蒙の悲惨。アドルノ/ホルクハイマー…

近代の運動として、啓蒙としての理性、理性的な啓蒙が行き着いた地点、それがナチスの合理という非合理であるということ。「啓蒙の弁証法」でアドルノ/ホルクハイマーが言わんとしたことを暴力的に約めてみた。神話にも啓蒙的な契機がある。逆もまた然り。で…

平行して哲学と反哲学 (同時代ライブラリー (279))作者: 木田元出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/09/13メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見るをつまみ食い。 Ⅰは「存在」を通しての西洋=哲学の見返し。ハイデガー・メルロ=…

「啓蒙の弁証法」かハーバーマスあたりで一本レポート書くことになろうかと思われるので、フランクフルト学派関連の書物を2冊。その昔アドルノに師事していたという紱永恂氏のフランクフルト学派の展開―20世紀思想の断層作者: 徳永恂出版社/メーカー: 新曜…