2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

もっと穏便に謙虚に慎ましやかにやろう。 着想 ・聖と俗をどう扱うか ・贈与と交換の違いをどうするか ・等価性の保証は ・交換の非合理性 ・聖俗は交換原理を駆動させるか ・交換という人間存在における一現象 ・交換の自律/他律 贈与を突っ込んでやるのは…

交換一元論で論文を進めたいけれど、その内容が如何せん説得力に欠けて困る。まず対応するテキストがないということ。ないと判断するほど徹底的に調べてないけれど。ともかくこれが痛い。無いと進められないというわけではないけれど、それ無しで論文として…

蕩尽としての供犠。 聖性について。 またはポトラッチにおける 負い目。 これらにつっこんでいくと 困りそう。 - - 交換せざるを得ない人間をテーマにする。 非合理的交換という人間の根源的原理。 何故人間は交換せざるを得ないか? 論点 ・「交換」はどの…

村上龍の「共生虫」を共生虫 (講談社文庫)作者: 村上龍出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/03/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (56件) を見る村上龍の著作はワクチンだ。 一度読めばもう読まないでいい。 しかし一度は読む…

バタイユは単純に「蕩尽」を称揚するのではない。 普遍経済論第一部「呪われた部分」でのそれは あくまで普遍経済的な「蕩尽」である。 ただ人間においてそれは発現するだけなのである。 あたかも太陽が無尽蔵に爆発し続け、エネルギーを撒き散らすが如く。 …

ゴーゴリの「狂人日記」。 とても笑える。およそ200年前の作品だからこそ 笑えるのか、どうなのか分からないけれど。 ゴーゴリが喜劇としてこれをものしたのかどうかも 分からない。 夢野久作の「ドグラ・マグラ」。 狂人の著作という体ではゴーゴリのと同じ…

過剰はどうしようもなく消費される(蕩尽)。 バタイユ普遍経済論の中心テーゼ。 これは「呪われた部分」だ。 「呪われた部分」は有用性を呪い返す。 有用性は非本来的だ。 - 「贈与」という例は勿論この蕩尽を示している。 「贈与」と「交換」の質的差異。 …

「贈与」は、そのプロセスが遅延された「交換」か? 「贈与」と「交換」の質的差異。 「純粋贈与」−「贈与」−「交換」 - - 「資本主義」の増殖 資本主義においてはどうして増殖が可能か? 等価交換のカラクリ。 労働力の「使用価値」と「交換価値」の差 →交…

「イコール」という交換、交換としての「イコール」 ・同一律 A=A ・私的言語 A=Aという「規則」 ・量子論 A≒A - 社会的交換、経済的交換

バタイユ―消尽 (現代思想の冒険者たち)作者: 湯浅博雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (5件) を見るこの書によると「欲求」が動物的直接性であり、「欲望」が人間的なものである、と、…

怪物と戦う者は、 自分もそのため怪物とならないように用心するがよい。 そして、君が長く深淵を覗き込むならば、 深淵もまた君を覗き込む ニーチェ「善悪の彼岸」 ニーチェはあまりにも深淵を覗き過ぎた為 怪物になったのか。 ミイラ取りがミイラになる よ…