客観的理性は観念的である、形而上的であると否定される。一方、主観的(道具的)理性は本質的に問題がある。それは質を量に変換する。合理性という非合理性。啓蒙は、文化はそれに基づいて遂行されてきた。近代的理性的啓蒙の悲惨。アドルノ/ホルクハイマーのペシミズム。
 
ハーバーマスはその両者による「理性」観に疑義を呈する。その捉え方は一面的に過ぎるのではないか。